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【HELVETIA】超貴重なスイス軍用ランタンが芸術機能美で凄かった!

 

 

ついにここにまで手を広げてしまいました・・・

そう!スイスの軍用ランタンの大沼でございます!

 

知る人ぞ知る、スイスの軍用ランタンは超入手困難のランタンのひとつです!

 

過去一番手に入れるのに苦労したランタンでした(汗)

 

そして、スイスのランタンはスイス独特なデザインが施されている物が多く、かなりやばい大沼のランタンスポットです!

 

今回はスイスのランタンにはたくさんの種類がありますが、その中でも「HELVETIA」というモデルについてご紹介したいと思います。

 

スイスのランタンは一度この沼に入ると抜けられなくなりますので注意してご覧ください!

 

 

 

W.Egloff & Cie

参考:Udruga Svjetlost Fenjera

 

まずは「HELVETIA(ヘルヴェティア)」のランタンをご紹介する前にそのメーカーについてもご紹介しておきたいと思います。

 

まずこのHELVETIAを作っていたのが「W. Egloff & Cie」というところになります。

 

調べた限りだとスイスのランタンではここ以外にはランタンを作っている会社がなかったようなのでスイスで唯一の大きい会社だったようです!

 

1909年までは「W. Egloff & Cie」と呼ばれ、1909年以降は「W. Straub-Egloff & Cie」と呼ばれていたようです。

 

どちらかというと初代の「W. Egloff & Cie」で作られたモデルのランタンがかなりレアです!今回はその初代モデルのHELVETIAになります!

 

【Egloff&Cie】

創設者 Wilhelm Egloff(ヴィルヘルム・エグロフ)
設立 1889年

 

Wilhelm Egloff(ヴィルヘルム・エグロフ)よって設立されたEgloff&Cieの工場はスイスのTurgi(トゥルギ)という町に作られました。

 

 

 

こちらは当時のEgloff&Cieのチラシのようですが、地名である「TURGI」の文字が大きく入っていますね!

 

現在のトゥルギの写真を見ても煙がモクモクと上がっているので当時から工場地帯だったのかもしれません!

 

 

それにしてもやっぱりスイスは自然のたくさんあるいい国だよな~いつか絶対行きたい!

 

「HELVETIA」芸術品のようなランタン

 

HELVETIAのモデルにはたくさんの種類がありますが、今回はその中のひとつをご紹介したいと思います!もちろん製造は「W. Egloff & Cie」の時代になります。

 

こちらが今回のランタンですが、タンクにはしっかりと「HELVETIA」の文字がエンボス加工されています!

 

 

そして、触れておきたいのが、このランタン特有のイエローグローブです!

 

このHELVETIAには他の色のグローブも作られていたようです!他にはレッドやブルーやグリーンなんかもあります!

 

なかなか当時の軍用として使われていたランタンの中でもブルーグローブはよく見かけますが、イエローグローブはなかなか珍しいですよね!

 

 

でもこれが本当に最高なんですよ!詳細は後程ねwww

 

こちらもホットブラストランタンのひとつですが、今まで集めたことのあるホットブラストランタンの中でも一番大きいサイズでした!

 

スペック

サイズ 高さ:41cm 幅:20cm(ランタンガード含む)
5分芯
グローブガード あり

 

今までFeuerhand Nr.201やBATの2850が似たようなデザインではありましたが、このHELVETIAはこの会社独自で作っていたランタンだというのがデザインから凄くわかります!

 

FeurerhandやBatはタンクが平べったいのが特徴です!

 

 

当時はこの形のタンクが多かったよね!

 

HELVETIAのタンクはどちらかというと円柱に近いような高さのある形状のタンクをしています。オイルタンクなどの形では過去に紹介したことのあるギーシングニュルンベルクと似ているかもしれません。

 

並べて見ると凄くその形が似ているのが分かりますね!

 

タンクの幅で言うとギーシングニュルンベルクのランタンよりも大きいので安定性や燃焼時間はHELVETIAの方があります!

 

HELVETIAは軍用として使っていたというのが関係しているのかもしれません。

 

J.C. GIESSING NÜRNBERG」について知りたい方はこちらの記事を読んでみてください!

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「HELVETIA」独自のギミックがある!

 

今までのホットブラストランタンにはそれぞれの会社独自のギミックがあります!

 

特に火を入れるギミックが面白いんですよね!

Feuerhandなどのメジャーなホットブラストランタンではトップにあるレバーを上に引き抜くことでグローブをリフトアップしていました!

 

これはFeuerhand Nr.201になりますがこのように上に引き上げることでリフトアップされます。

 

 

リフトアップされたことでその隙間から火を入れることができます。

 

 

HELVETIAの場合ではこのようなやり方ではないんです!ここがまた面白い!

 

このグローブをリフトアップさせるためにトップについているレバーを左に180度回転させることでリフトアップできます!

 

 

この隙間から火を付けるようになります!

 

 

初期モデルのEgloffでは形は似ているもののリフトアップの仕組みが異なります。このように上に上げるだけの簡単な仕組みではありますが少し独特です。

 

この回転させる動作は他のランタンではなかなか見ることができないので凄く楽しいんですよね!

ヴィンテージランタンならではのギミックに心が躍ります!

 

イエローグローブならではの明かり!

 

このイエローグローブは本当にメリットばかりある最高のグローブです!

  • 眩しくないのでずっと見ていられる!
  • 常夜灯として1日つけたままにできる光量!
  • 最高にエモすぎる!

このようなメリットがあるのですが、まずこのランタンに火を付けてみるとイエローグローブのおかげで眩しくないのでずっと眺めていられます!

 

 

このイエローグローブ独特な明かりがなんともたまりません…

 

今回はこの程度の明るさだったので一日中寝ている間もつけたままにしておきましたが、ほのかに明かる程度なので睡眠の邪魔にもならず雰囲気が凄く良かった!

 

 

焚き火を遠めに一枚写真を撮りましたが、どうですか!?このエモさ!

たまらなくカッコイイと思いませんか!?

 

 

HELVETIAの文字が火の明かりで浮き上がっているのも素晴らしいですよね!

 

グローブにもギミックがある!

 

実はこのランタンのグローブにもギミックがあります!

気づかれた方もいらっしゃるのかもしれませんが、このグローブには丸く塗装がされていない部分があります!

 

 

これはあえてこの一部分だけ塗られていません。

それはなぜかと言うと中の炎を調整するために付けられている穴なんです!

 

この丸い穴から中の火を確認することができるので、炎の調整がより確実なものにできます!

 

 

確かにイエローグローブだと中が見えないのでこの丸い穴があることで炎の調整が凄く楽でした!

 

現代ではきっとこういうギミックのあるランタンやグローブが存在しません・・・いやもしかすると作れないのかもしれません!

 

 

このHELVETIAだからこそ感じる楽しさと美しさを感じます!

ちなみに世界にはHELVETIAが特に好きだというHELVETIA Clubなるものが存在します。私も今ではその一人だということになりますね!

 

HELVETIA まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

HELVETIAは本当になかなか手に入れることができないランタンなのでこうやって皆さんにご紹介できて嬉しいです!

 

特にこのイエローグローブという珍しいタイプ以外にもHELVETIAにはまだまだ別のモデルがありますので、今後そちらも手に入れることができたらどんどんご紹介していきたいと思います!

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