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【DITMAR Nr.805】無骨なマッシュルームヘッドに一目惚れ!

 

 

ランタンのマッシュルームヘッドが愛おしくて・・・

 

マッシュルームヘッドと言えばFeuerhand 176eを想像しがちですが、今回はDITMARのマッシュルームヘッドを入手することができました!!

 

実は表向き確かに176eの方が有名ですが、DITMARは知る人ぞ知る裏のマッシュルームヘッドのランタンなんです!!

 

むしろDITMARのマッシュルームヘッドの方が好きだ!!という人もいるぐらい変態にはそそられるランタンなんですwww

 

ということで今回は「DITMAR Nr.805」をご紹介したいと思います!!

 

これぞヴィンテージだ!!っと思えるほどいいランタンですので是非最後まで読んでみてください♪

 

 

 

DITMAR

Ditmarはオーストリアで誕生したランタンです!!その中でもDITMAR Nr.805は1950年代初頭からオーストリア軍に供給されていたランタンで、DITMARが廃業されるまで作られていたとされています。

 

Ditmarは「Rudolf Ditmar」とその兄弟の「Friedrich」が1841年にウィーンでランプメーカーとして工場を設立しました。

 

Ditmarはたくさんの素材からランタンを作っていました。金属はもちろんのことセラミックや陶器、磁器の本体のランタンも作っていたとのことです。

 

かなり歴史の長いランタンメーカーではあるけれどなかなか表にスポットが当たらないメーカーではありました。

 

話が戻って今回のNr.805は50年代初頭なので第二次世界大戦も終わり分割占領がされていた時代です。となると激しい戦争が行われていたわけではないので本格的な戦場で使われていたというランタンではなさそうです。

 

それでもこの小柄のNr.805は恐らくFeuerhandの影響を少なからず受けていたことは間違いないでしょう。

 

実際にNr.805の大きさが分かるようにFeuerhand Nr.276と75atomを置いて並べて見ましたがサイズの違いは一目瞭然です!!

 

 

それでは早速DITMAR Nr.805をご紹介したいと思います!!

 

DITMAR Nr.805

 

オーストリアのランタンと言えば皆さんもご存知の通り、「DITMAR」ですね♪

 

このDITMAR Nr.805が欲しかった理由としてはものすごくシンプルでFeuerhand 176eと似ていたというところから興味が湧いてしまったからです!!

 

176eの方がDitmarよりも昔に作られていたのに歴史を凄く感じるたたずまいが素敵!

 

それぐらいヴィンテージ感にあふれているというか、言葉にしづらいのですがものすごく歴史を感じることができるんです。

 

それではここからmade in オーストリアのDITMAR Nr.805を丸裸にしてきたいと思います♪

 

スペック

サイズ 約21cm タンクの直径11.2cm
使用燃料 パラフィン
3分芯

 

まずサイズについてですが、先ほどもご紹介しましたがサイズとしてはかなり小ぶりの部類に入ると思います。ほとんど176eと同等のサイズと考えていいと思います!

 

恐らくNr.805が作られる少し前にFeuerhand 176eが作られていたのでその影響を受けたモデルであることは確かだと思います。

 

DITMAR Nr.805 のデザイン

まずはしっかりとDITMAR Nr.805なのかどうか確認です!!

 

 

間違いない!しっかりとタンクに「DITMAR」という文字が入っています!!この余計なロゴマークもなくただただブランド名が入っているのも味があって良い!

 

しかもフォントもシンプルなのが良いですね!変に凝ってないところがGOODです!

 

このシンプルなところにヴィンテージってやっぱりいいなって思うんですよね♪

 

そして、タンクキャップのそばにはしっかりと「805」というナンバリングも入っています。

 

 

しかし本当にシンプルなデザインをしているなと思いました!!

 

次に気になるのがグローブですが、今回は状態がかなり良いとは言えなかったのがこのDITMARのARだけが残っている印刷!

 

 

残念・・・でも少しでもDITMARのグローブだということが確認できたので良しとしましょう!!

 

タンクの裏に「あたり」がある!?

今回届いたランタンはドイツのコレクターさんから購入させていただいたのですが、いつもだったらタンク裏を必ず確認するのですが今回のみそれをしませんでした!!(穴などはない事は文章で確認しています)

 

なぜならDITMAR Nr.805には「あたり」「はずれ」と言うのは微妙な表現ですが、あたりだった場合タンクの底に「ミリタリースタンプ」が押されていることがあるんです!

 

スタンプが押された状態なら「あたり」、なければ「はずれ」ということで到着までワクワクしていました!

 

ということで到着したものを見てみると・・・

 

 

残念・・・ありませんでしたが、タンク中央をみるとわずかに長方形のような四角い形の跡があります!!これは過去にミリタリースタンプが押された跡だと分かります!!

 

スタンプが押されている状態だと下記のようなものが付いているようです!!ただ僕のスタンプ跡を見る限りだと下記のようなインクのスタンプよりももっと別なバッチのようなものが付いていたのかもしれません。

 

参考:THE LOVELAND LANTERN COLLECTION

 

こちらの場合「HBA1959」と書かれていますがこれは何かといいますと、「Heeresbekleidungsanstalt」という意味なんです!!

 

なんのこっちゃ!呪文化これは!

 

英語に直すと「Army clothing agency」つまりは「陸軍服飾代理店」という意味になります!!

 

冒頭にも書きましたがDITMAR Nr.805はオーストリア軍に支給されていたランタンなのでこのようなスタンプが押されていたようです。

 

次にまたDITMARを買うときにはもう一か八かじゃなくて必ず確認しようかと思ってます!!

 

無骨なマッシュルームヘッド

 

風防や上から光を確認できないように作られているこの丸い頭・・・「マッシュルームヘッド」と呼ばれています。

 

Feuerhand 176eのマッシュルームヘッドとDitmar Nr.805のマッシュルームヘッドには異なる点があります!!それはヘッドに穴が開いているところです!!

 

これが人間でいうと「えくぼ」のように見えてしまってとてもチャーミングなんですよねwww(もう完全に変態)

 

176eには穴がないのは第二次世界大戦中に関係していると思います。当時上から光を確認できないような作りになっているというのが大きいと思います。それとは逆にNr.805は戦後に作られたランタンになるのでマッシュルームヘッドに穴を開けて光が上から見えていても何の問題もなかったということでしょう!

 

176eとNr.805のマッシュルームヘッド同じ形ではありますが、歴史の流れを凄く感じさせてくれます!

 

さっそく初火入れ!

ランタンを買うと毎回楽しみでドキドキするのがこの初火入れの瞬間です!!

 

どんな風に現代にこの火を灯してくれるのだろうといつも思いながらワクワクしています!!

 

 

神々しい・・・

ちょっと斜めから見てみるとこんな感じ!!

 

 

マッシュルームヘッド独特の個性が引き出されていてとてもカッコいいランタンとなっています!

 

この形は現代で復刻しても面白いのになと考えてしまいますね!ww

 

DITMAR Nr.805 まとめ

いかがでしたでしょうか??

 

今回はDITMAR Nr.805をご紹介いたしました。

マッシュルームヘッド好きの方にはたまらないランタンだったのではないでしょうか?

 

今後もまだまだヴィンテージランタンについてご紹介する予定ですので楽しみにしていてください♪

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